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春の旅 相国寺・三月書房 [散 歩]

古い写真を整理していたら、去年の春の旅は3月22日であった。
前日に旧友と10年ぶりくらいに会って、「変わっていないねえ」なんて話をして、その翌日、MOA美術館へ行ったのだった。
見たかったのは「紅白梅図屏風」で、しかしそれ以外にもたくさんの展示物に心動かされ、嬉しい旅だった。
春の列車はなるべくゆっくり進むのがいい。
更にその前の年は高尾山に行ったのではなかったか。
列車の窓から、春めいてくる山並みや町の様子を眺めるのが、楽しい。

今年は年度末に京都へ行ってきた。
3月末に3日間。
行こう、と思い立ったその翌日に京都入りした。
前日の昼過ぎに、たまたまじゃらんで1件だけ、検索にヒットした宿があったこともはずみになった。

毎年年末に行っていた京都だったので、美術館が常に休館中だったのが、これまで残念に思っていたところ。ただ、年末は年末で、錦市場でお買い物をしたり、冬の京都のおいしいものがたくさん食べられたり、楽しいことはたくさんある。
今回は春の観光シーズンなので、(桜を見に行けばいいのに)美術館を中心に予定を立ててみた。
29日は京都駅到着後、相国寺へ。
有名な承天閣美術館があるのだけれど、残念ながら今回は展示替え期間中で、見たかった若冲の障壁画とか、宋達の屏風は見られず。
その代わり、春の特別拝観で「方丈」「法堂」「浴室」が見られる。
「特別」とは言っても、それほど拝観期間が限られているわけでもなくて、春と秋の二期の公開。
「法堂」の天井の鳴き龍がものすごい。
圧倒的な存在感である。
年々人間が素直になっている私は、法堂に入ってその龍を見上げたとたん、「わあ・・・・」と声を放って、しばし呆然としてしまった。
どの角度から見ても、龍が、それを見る人のほうを向いている。
不思議だ。なにか仕掛けがあるのではないかしらん。
須弥檀の近くで手をたたくと、その反響でぶるぶるとした空気の振動が返ってくる。
それが「鳴き龍」の通称の由来だ。
本来は「蟠龍(ばんりゅう)」と言う。狩野光信筆。

「方丈」を見に行くと、すでに庭には雪がちらつくさむざむしさ。
襖絵もみな面白いけれど、とにかく寒い。
もはや暦は春なのに、これだけ雪がゴージャスに降るというのもないものだ。

結局寒さに負けて、他のお寺などを回る気力が失せ(もともとあまり精力的なタイプではないのであった・・・)、前から行きたかった三月書房へ行く。
人文系・短歌俳句関連の書籍が充実している。
小さな店舗にぎっしりと本が収められており、印象としては神保町の古本屋さんの店構えによく似ている。
ただ、外見が似通っていても商っている本は新刊本。
本棚の本の並びを見ているだけで楽しくて、結局2時間近くもお店に居座ってしまった。
いくらか気になった本を買う。
買おうかどうしようか迷った本は、結局買わなかった。
それだけでも、私は相当努力しているのだ。旅行者として。
本は重いからね
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