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春の旅2 光悦寺・楽美術館ほか [散 歩]

ぼたん雪が激しく降るさまを眺めつつ、夜半、ホテルの部屋でぬくぬくと本を読む。
何もしていないようでいて、寒さにさらされた身というのは疲れているようだった。
読みながらうとうとしてしまう。

翌日は朝一番で光悦寺へ。
鷹ヶ峰を望む景勝地にあるこの寺は、かつて家康が与えた土地に、光悦が工芸関係の職人をともに住まわせた屋敷跡にある。
昨夜の雪がまだお寺の屋根や、木々に残っており、朝日に雪解けの水がしたたるさまなど、えもいわれぬ爽やかさ。
光悦のお墓に手を合わせ、庭先から鷹ヶ峰を眺める。

近くの源光庵も拝観。
光悦寺もそうだが、ここらあたりは紅葉の時期にはものすごく混むのだろうと思う。
実にうつくしい場所に、美しい庭がある。
ちなみに源光庵の本堂の天井は伏見城の床板である。
と言えば分かる方もおられるだろうが、つまりは血天井である。
10年ほど前、友人とともに訪れた宝泉院も同じ床板を使った血天井で、住職さんは細長い棒を使ってわれわれ観光客にその説明をしてくださった。
今回は観光客もほとんどおらず、ただ一人本堂に座って天井を眺める。
じっと座っていると、朝の静けさの中を当時の人々の声が迫ってくるようで、なんだか落ち着かず、ひたすら自刃した武士たちの魂の安寧を願う。

鷹ヶ峰はそれだけで終わりにし、周囲の散策もせず、大徳寺にも行かず、以前から行きたかった楽美術館へ行く。
ピンポイントで行きたい所を攻めた旅である。
楽美術館は、本当によかった。
すばらしかった。
光悦の「立峯」という赤楽が出ており、感動。
キャプションには「乙御前」との類似点が指摘されており、光悦が「自分の思い浮かべる茶器の形を執拗に追求した」のではないか、とあった。
それほど、「乙御前」とよく似ている。
楽家代々のお茶碗が展示されていて、それぞれの代の特色がよくわかる。
受付の紳士が、展示室に飾られた生け花に霧吹きで水滴をつけている。
女性用トイレには真紅のバラが活けてあったが、バラの花弁にもしっとりと吹き付けられた露。
日本料理でもこういう霧吹きの使い方をしますね。
「おもてなしのこころ」というか、いかに見るものを楽しませるか、という心意気なんだろうと思う。さすがだなあ、と思う。
その、受付の紳士にお昼ご飯のおいしいお店を紹介してもらって、少し遅い昼食。

昼食後は細見美術館。

楽しかったです。
ふふふふふ。
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