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酒井順子『儒教と負け犬』・大塚英志『「彼女たち」の連合赤軍』 [本]


儒教と負け犬

儒教と負け犬

  • 作者: 酒井 順子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 単行本


ちょっと下のほうの日記で取り上げた『身もフタもない日本文学史』で、清水義典さんが「徒然草」とか「枕草子」の話をしつつ、現代のエッセイストに言及しているのだけれど、あきらかに『負け犬の遠吠え』を言っているよな、という部分があったので、図書館で借りてきて読んでみた。
私はあまりエッセイを読まないので、酒井さんの著書にもこれまで触れたことがない。あれだけ話題になったのに『負け犬の遠吠え』も読んでいない。
すみませんね。
で、かなり乱暴な読み方になるだろうが、第一弾は読まずにいきなりこの本を読む。
日本、中国(上海)、韓国(ソウル)の三都市の「負け犬」女性にまつわるいろいろを軽妙に綴っている。
「儒教」、っていう観点が面白いと思うのですね。
それだけではなくて、三都市の(あるいは三国の、か)比較文化本としてもなかなか面白かった。
新書のように学術的ではないので、そうした向きを求める人にはちょっと物足りない感もあるかもしれないけれど、それなりに文献にも当たっているし、何より読みやすい。

「彼女たち」の連合赤軍―サブカルチャーと戦後民主主義 (角川文庫)

「彼女たち」の連合赤軍―サブカルチャーと戦後民主主義 (角川文庫)

  • 作者: 大塚 英志
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 文庫


で、なんとなく。
いまさら?という感じもあるが、『負け犬』と合わせて読むと面白いかな、と。
どちらかというと、これも大塚さんの守備領域で話が進められるのでサブカルの文脈が基調。
でもね。
ものすごく面白いですよ。
連合赤軍の、森さんをはじめとする男性たちが、「女性」という他者とどう向き合っていたか(というか、結局のところどう向き合えなかったのか、かな)、ということが、今にも十分通じる事例として分析されているわけです。



私ももうちょっと時間をかけてこうしたことについてまとめたいんだけど、いかんせんダメ人間なもので、とりあえず覚書程度に記しておきます。

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