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ヴァン・ゴッホ美術館 [美術館]

 ゴッホの弟テオの遺族が収集していたゴッホの絵を寄贈して出来た美術館。ゴッホ初期の『じゃがいもを食べる人々』から晩年の『麦畑』まで。彼自身の作品だけでなくゴッホが収集していた日本の浮世絵などまで、収蔵作品の幅は広い。主な収蔵作品数は油絵200点、素描500点。ゴッホの他にはJ.イスラエル、ゴーギャン、ルドン、ロートレック、モネ等の作品もあり。

 美術館内部の構造は螺旋状になっており、展示室の配置も建物中央の吹き抜けを巡るようにしてなされている。私が訪れたときには美術館の拡張工事中で室内はまるで迷路。それでも明るい展示室、白を基調とした壁に清潔感が漂い好感が持てる雰囲気。

 ゴッホは個人的に好きな画家なので細かい話になってしまうが、私は彼が最晩年に描いたとされる『カラスのいる麦畑』(英題はWheat Field with crows)が好きだ。迫り来る暗澹とした雰囲気がゴッホの心象風景を表しているようで胸を打つ。彼は「日本の太陽」を求めてオランダからパリ、アルルへと南下を続けたが、晴れる日のほとんどない3月のヨーロッパ北部を、ゴッホを追うようにしてふらふらとさまよった私には、この気持がなんとなく自分にも実感されるような気がしたものである。

 あとはやはり靴の絵が好きだ。ゴッホが自身の靴を描いた絵は何点かあるが、そのどれもがよく使いこまれ、生活臭溢れた表情をしていて実にいい。自画像と並んで、第二のゴッホとも言えるくらい、ゴッホには卑近なものであったに違いない靴の絵画を見ていると、やはりゴッホその人を思わずにはいられないのである。
一説によるとゴッホは定職につくことが出来ず、お金もなかったのでモデルを雇うことが出来なかった、と言う。だから彼の絵には身近にあるものがよく登場する。靴もそのうちの一つ。他に自画像、聖書、自室などが挙げられる。これらのものは確かにモデルなしに描けるものであり、彼の絵の題材としてその数が非常に多いことが指摘されている。

 ところでゴッホ美術館のすぐ近くには国立博物館があるので、そちらも合わせて訪れると楽しいかもしれません。
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